定期テストで平均点が取れない子への対策

定期テストで平均点に届かない中学生が答案と学習計画を確認している様子

中学生が定期テストで平均点を取れないとき、まず見るべきは努力不足ではなく答案と勉強の進め方です。平均点未満から立て直すための原因整理、学校ワークの使い方、家庭でできる声かけ、次回テストまでの学習計画を解説します。

定期テストの結果を見て、「また平均点に届かなかった」「このままで高校受験は大丈夫だろうか」と心配になる保護者の方は少なくありません。

ただ、平均点を取れないからといって、すぐに「勉強が苦手な子」「やる気がない子」と決めつける必要はありません。中学生の定期テストは、小学校のテストと違い、範囲が広く、提出物もあり、授業内容を自分で復習する力も必要になります。

大切なのは、点数だけを見て叱ることではなく、「どこで点を落としたのか」「次はどの問題を取れるようにするのか」を一緒に整理することです。

この記事では、定期テストで平均点が取れない中学生に向けて、家庭で確認したいポイントと、次回テストまでの立て直し方を解説します。

平均点を取れないのは「能力不足」とは限らない

平均点に届かない状態が続くと、本人も保護者も自信をなくしやすくなります。しかし、実際には能力そのものよりも、勉強の順番や量、確認の仕方が合っていないケースが多くあります。

たとえば、学校ワークを提出するために一度だけ解いて終わっている。ノートをきれいにまとめることに時間を使い、問題演習が足りていない。わからない問題をそのままにして、テスト直前に暗記だけで乗り切ろうとしている。

このような状態では、授業を聞いていても、テスト本番で点につながりにくくなります。

平均点を目指す段階では、難しい応用問題をたくさん解くよりも、まず「学校の授業で扱った基本問題を落とさない」ことが大切です。

まず見るもの

  • 答案
  • 学校ワーク
  • テスト前の勉強スケジュール

まず確認したい3つの材料

定期テスト後に最初に見るべきものは、点数だけではありません。次の3つを確認すると、次回の対策が立てやすくなります。

1. 答案

答案を見ると、どの単元で点を落としたのか、どんなミスが多いのかが分かります。

計算ミスが多いのか、用語を覚えきれていないのか、問題文の読み違いなのか、そもそも手がついていない問題が多いのか。原因によって、次にやるべき勉強は変わります。

2. 学校ワーク

定期テストは、学校のワークや授業プリントから出題されることが多くあります。ワークを提出したかどうかだけでなく、「自力で解ける状態になっていたか」を確認しましょう。

一度解いて丸つけをしただけでは、まだ定着していないことがあります。間違えた問題を解き直し、テスト前にもう一度確認できていたかが重要です。

3. テスト前の勉強スケジュール

テスト1週間前から慌てて始めると、提出物を終わらせるだけで精いっぱいになりがちです。

平均点に届かない子ほど、テスト前だけでなく普段の授業後に少しずつ復習する仕組みが必要です。長時間勉強させるより、短くても続く計画を作る方が効果的です。

平均点に届かない子によくある5つの原因

原因1. 学校ワークが「提出用」になっている

学校ワークを終わらせていても、答えを写していたり、間違えた問題をそのままにしていたりすると、点数にはつながりません。

ワークは提出物であると同時に、定期テスト対策の中心教材です。平均点を目指すなら、まずワークの基本問題を自力で解けるようにすることが最優先です。

原因2. 解き直しをしていない

点数を上げるために大切なのは、できなかった問題をできるようにすることです。

しかし、勉強が苦手な子ほど、丸つけをして終わりになりやすいです。赤で答えを書くだけでは、次に同じ問題が出ても解けないことがあります。

間違えた問題には印をつけ、翌日や週末にもう一度解く。これだけでも、取れる問題は増えていきます。

原因3. 覚える勉強に偏っている

社会や理科の用語、英単語など、暗記が必要な内容はあります。ただし、定期テストでは「覚えたことを使って答える」問題も出ます。

用語を眺めるだけでなく、問題形式で確認することが必要です。英語なら単語だけでなく文を書く。数学なら公式を覚えるだけでなく、実際に計算する。国語なら解説を読むだけでなく、本文に戻って根拠を探す。

覚える勉強と解く練習をセットにしましょう。

原因4. 全部を完璧にしようとして止まっている

平均点に届かない段階で、テスト範囲をすべて完璧にしようとすると、かえって何から手をつければよいか分からなくなります。

まずは、基本問題、授業で強調された内容、学校ワークで何度も出た問題に絞ります。難問よりも、落としてはいけない問題を確実に取る方が、平均点に近づきやすくなります。

原因5. 家庭学習の始め方が決まっていない

「勉強しなさい」と言われても、子ども自身が何をすればよいか分かっていないことがあります。

机に向かっても、教科書を開くだけで終わる。何となくノートを見返して終わる。これでは勉強時間があっても成果につながりにくいです。

家庭学習では、「今日は英語ワークの間違えた問題を3問解き直す」など、始める作業を小さく具体的にすることが大切です。

平均点未満から立て直すために答案を見る、回収点を決める、学習計画にする3ステップ

次回テストまでにやるべき対策

対策1. 答案から「次に取る問題」を決める

次回の目標は、いきなり高得点を狙うことではありません。まずは、前回落とした基本問題の中から、次なら取れそうな問題を見つけます。

たとえば、漢字で6点落としていたなら、次回は漢字で4点戻す。数学の計算で10点落としていたなら、計算問題を毎日少しずつ練習する。

点数を大きなかたまりで見るのではなく、「どの問題で何点戻すか」に分けると、やることが見えやすくなります。

対策2. 学校ワークを3段階で使う

学校ワークは、次の3段階で使うと効果的です。

1回目は、授業後や宿題のタイミングで解く。2回目は、間違えた問題だけを解き直す。3回目は、テスト前に印のついた問題をもう一度確認する。

すべてを何度もやる必要はありません。平均点を目指す段階では、間違えた問題を中心に戻るだけでも十分です。

学校ワークを授業後、間違い直し、テスト前確認の3段階で使う流れ

対策3. テスト2週間前から提出物を進める

テスト直前に提出物へ追われると、理解や解き直しの時間がなくなります。

理想は、テスト1週間前には提出物の大部分が終わっている状態です。そのためには、テスト2週間前から学校ワークを少しずつ進める必要があります。

毎日長時間でなくても構いません。15分でも、1ページでも、早めに動き出すことが次回の点数につながります。

対策4. 苦手教科を1つに絞って立て直す

5教科すべてを一度に変えようとすると、負担が大きくなります。

まずは、平均点との差が大きい教科、または本人が「これなら少し頑張れそう」と思える教科を1つ選びましょう。1教科で成功体験ができると、他の教科にも広げやすくなります。

対策5. 小さな確認テストを入れる

勉強した内容が身についているかは、見ているだけでは分かりません。

家庭でも、英単語を5問だけ聞く、社会の用語を3つ説明してもらう、数学の類題を1問解くなど、小さな確認を入れましょう。

確認は責めるためではなく、「次に何を復習するか」を見つけるために行います。

保護者が家庭でできるサポート

平均点に届かないとき、保護者の方が焦るのは自然なことです。ただ、子どもを追い詰める声かけが続くと、勉強への抵抗感が強くなることがあります。

「なんでこんな点数なの?」よりも、「どの問題なら次は取れそう?」と聞いてみてください。

「もっと勉強しなさい」よりも、「今日は何を10分だけやる?」と具体化してみてください。

家庭で必要なのは、完璧な管理ではありません。子どもが次の一歩を始めやすいように、勉強の入口を小さくすることです。

家庭教師ぽぷらが大切にしている学習設計

家庭教師ぽぷらでは、定期テストの点数だけを見て、子どもを責めることはしません。

答案、学校ワーク、普段の家庭学習の様子を見ながら、「どこでつまずいているのか」「次回のテストでどの点を戻すのか」を一緒に整理します。

平均点を目指す段階では、長時間の勉強よりも、取るべき問題を決めることが大切です。学校ワークの使い方、解き直しの仕方、テスト前のスケジュールを、お子さんの性格や生活リズムに合わせて設計していきます。

「勉強しなさい」と言い続けるのではなく、家庭で回る形に整える。そこから少しずつ、点数と自信を戻していきます。

まとめ

定期テストで平均点が取れないとき、まず必要なのは不安を大きくすることではなく、原因を小さく分けて見ることです。

答案、学校ワーク、テスト前のスケジュールを確認すると、次に取り戻すべき点が見えてきます。

平均点を目指すために、難しい問題から始める必要はありません。学校ワークの基本問題、間違えた問題の解き直し、早めの提出物準備から始めましょう。

お子さんに合ったやり方が見つかれば、平均点未満の状態からでも立て直すことはできます。

よくある質問

Q1. 定期テストで平均点を取れないのは、勉強時間が足りないからですか?

勉強時間が足りない場合もありますが、それだけとは限りません。学校ワークの使い方、解き直しの有無、テスト前の始め方によっても点数は大きく変わります。

Q2. 平均点以下の場合、塾や家庭教師は必要ですか?

すぐに必要とは限りません。まずは答案と学校ワークを見て、家庭で改善できる点を確認しましょう。ただ、何から始めればよいか分からない、声かけが親子げんかになりやすい場合は、第三者のサポートが役立つことがあります。

Q3. テスト前は何日前から勉強を始めるべきですか?

提出物に追われやすい子は、少なくとも2週間前から始めるのがおすすめです。1週間前には提出物をほぼ終え、残りの期間で間違えた問題の解き直しをする形が理想です。

Q4. 5教科すべて平均点以下です。何から始めればよいですか?

まずは1教科に絞りましょう。本人が取り組みやすい教科、または基本問題で点を戻しやすい教科から始めると、成功体験を作りやすくなります。

Q5. 親はどこまで勉強を見ればよいですか?

すべてを教える必要はありません。勉強内容を教えるよりも、今日やることを一緒に小さく決める、提出物の進み具合を見る、解き直しの予定を確認するだけでも十分なサポートになります。

無料の学習相談

定期テストで平均点に届かない状態が続くと、親子だけで原因を整理するのが難しいこともあります。

家庭教師ぽぷらでは、お子さんの答案や学校ワークの状況をもとに、次回テストでどこを取り戻すかを一緒に考えます。

「何から始めればよいか分からない」と感じたら、まずは無料の学習相談で、今の状況を聞かせてください。

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