テスト前なのに勉強しない中学生|親ができることと勉強を始める方法

中学生が保護者とテスト勉強で最初に取り組む内容を整理している様子

「テストまであと1週間なのに、スマホばかり見ている」
「何度言っても机に向かわない」
「本人は『あとでやる』と言うけれど、結局そのまま寝てしまう」

定期テストが近づいているのに勉強していない姿を見ると、親としては心配になります。

ただ、勉強していないからといって、必ずしも「勉強する気がない」とは限りません。始める前の段階で止まっているなら、必要なのは気合いよりも状況の整理です。

テスト前なのに、なぜ勉強しないのか

つい、「テスト前でしょ」「そろそろ勉強しないと間に合わないよ」と言いたくなるものです。けれど、実際には、何から始めればいいかわからない、やることが多すぎる、学校ワークを開いた時点でわからない問題が多い、計画を立てても続いた経験がないなど、勉強を始める前の段階で止まっていることがあります。

テスト前に必要なのは、まず「なぜ始められないのか」を整理することです。

テスト前に勉強しない5つの原因

中学生がテスト勉強を始められない5つの原因を縦並びで整理した図解

1. 何から始めればよいかわからない

定期テストでは複数教科を勉強し、学校ワーク、プリント、教科書、単語、漢字、暗記内容なども確認しなければなりません。

勉強が苦手な子ほど、「やることが多い」から「何から手をつければいいかわからない」になり、最終的に何もしない状態になりやすいです。この場合は、最初にやることを一つに絞ります。

2. わからないところが多すぎる

学校ワークを開いても、「ここもわからない」「これもできない」という状態だと、勉強そのものが重く感じられます。

特に数学や英語は、前に習った内容が次の単元につながります。以前の内容につまずきがあると、今のテスト範囲だけを見ても進みません。どこからわからなくなっているのかを確認する必要があります。

3. テストまでの時間を実感できていない

「まだ1週間ある」「土日にやれば間に合う」と考えているうちに、気づけばテスト3日前になることがあります。これは、テストまでの日数と必要な勉強量をうまく結びつけられていない状態かもしれません。

「あと7日ある」ではなく、「あと7日で学校ワークをどこまで終わらせるか」まで具体的に見えるようにします。

4. 計画が大きすぎる

普段30分も勉強していない子に「今日は数学を2時間、英語を1時間、社会を1時間」と決めても、現実的には続かないことがあります。一度できないと、「また計画通りできなかった」と感じ、そのまま勉強から離れてしまいます。

計画は立派であることより、実行できる大きさであることが大切です。

5. 親から言われるほど動きたくなくなる

「勉強しなさい」「いつやるの?」「スマホばかり見て」と何度も言われると、子どもは勉強そのものより「また言われた」という感情に意識が向きやすくなります。

何も言わず放っておくという意味ではありません。「勉強しなさい」と押す前に、困っている部分を一緒に整理します。

まずやることは「全部やる」ではない

最初から5教科すべてを完璧にしようとすると、かえって動けなくなります。まずは紙に、次の内容を書き出してみてください。

最初に書き出す5項目

  • テスト日
  • 教科
  • テスト範囲
  • 提出物
  • まだ終わっていない学校ワーク

そのうえで、範囲を「すぐできるもの」「少し復習すればできそうなもの」「ほとんどわからないもの」の3つに分けます。これだけでも、「なんとなく大変」から「何をすればよいかが見える状態」に変わります。

勉強を始めるハードルを下げる

「今日は3時間勉強する」ではなく、「数学ワークを2ページだけやる」「英単語を10個確認する」「社会のプリントを1枚見る」くらいから始めても構いません。

最初に必要なのは、勉強時間を一気に増やすことではなく、机に向かって一つ終わらせることです。一つ終わると、「次も少しやってみよう」という感覚が生まれやすくなります。

親ができる5つのサポート

テスト前に親ができる5つのサポートを縦並びで整理した図解

1. 「勉強した?」ではなく「何からやる?」と聞く

「今日何からやる?」「学校ワークはどこまで終わっている?」「一番すぐ終わりそうなのはどれ?」と聞くと、困っている場所が見え、具体的な行動につながりやすくなります。

2. やることを小さくする

「テスト勉強しなさい」では範囲が広すぎます。「まず数学の○ページまで」「英単語を10個だけ」のように、小さく区切る方が始めやすくなります。

3. できていない量より、できたことを見る

予定通り全部できなくても、「数学が3ページ進んだ」なら前進です。できなかった部分だけを指摘し続けると、勉強への抵抗感が強くなることがあります。

4. スマホのルールは勉強開始前に決める

テスト前になって突然「スマホ禁止」にすると、親子の争いになりやすいです。「30分勉強して10分休憩」「勉強中だけ別の場所に置く」など、実行できるルールを先に決めましょう。

5. 親だけで解決しようとしない

親子だからこそ、勉強の話になると感情的になることがあります。何度話してもうまくいかない場合は、先生など第三者と一緒に学習状況を整理する方法もあります。

大切なのは「やる気」より学習設計

何をするかわからない、どこがわからないかわからない、計画が大きすぎる、優先順位が決まっていない。こうした状態なら、問題は本人の性格ではなく、学習設計にあるかもしれません。

現在地を確認し、何を、どの順番で、どのくらいやるのかを決めるだけでも、勉強への取り組み方は変わります。

家庭教師ぽぷらでは、現在の学力やつまずきだけでなく、「何から始めればよいか」まで一緒に整理します。家庭教師を始めるか決める前に、今の勉強方法を整理したいというご相談でも構いません。

よくある質問

テスト前なのにまったく勉強しない場合、まず何をさせればいいですか?

まずは学校ワークや提出物の状況を確認しましょう。いきなり長時間勉強させるより、残っているものを書き出し、今日できる一つに絞る方が始めやすくなります。

勉強しなさいと言わない方がいいですか?

何も言わないという意味ではありません。「勉強しなさい」よりも、「何からやる?」「どこまで終わっている?」と状況を整理する聞き方の方が、行動につながりやすいです。

テスト前だけ家庭教師を頼むことはできますか?

状況によっては、テスト前の学習整理や学校ワークの進め方を一緒に確認することもできます。まずは現在のつまずきや提出物の状況を見て、必要なサポートを考えることが大切です。

まず何から始めればいいか

今日やることを、一つだけ紙に書いてください。「数学ワークを2ページ」「英単語を10個」「理科のプリントを1枚」などで十分です。最初から全教科を完璧にしようとせず、まず一つ終わらせる。そこからテスト勉強は動き出します。

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※本記事は一般的な情報をまとめたものです。学習の成果には個人差があります。実際の対応については、お子さんの状況に合わせてご確認ください。