中学生の英語を教える時に注意したい３つのポイント｜家庭教師バイト指導法

中学生の英語を教える時に注意したい３つのポイント

家庭教師バイトとして中学生を教える際に気をつけたい科目の一つとして英語があげられます。

なぜなら、英語に関しては基礎の積み重ねのため、教える立場の人は基礎ができていますが、初めて英語を習う中学生は基礎が固まっていません。

そのような状況の中で、これくらいは理解できているだろうと思って教えていても理解できないというケースがあります。　

また、中学３年生の生徒さんでも中学１年生の基礎、例えばbe動詞が全く理解できていないことが少なくありません。

英語を教える際には、生徒さんがどのレベルにいるのかを把握し、生徒さんに合ったレベルで指導することが大切です。

そこで、英語を教える時に注意したい３つのポイントをお伝えします。

１・文法用語はできるだけ減らす

中学生は、英文法に関する知識が未完成です。

英文法は中学と高校の6年間で学習が完了するからです。

そのため、中学英語を教える際には、文法用語は最小限にとどめることが大切になります。

習っていない文法事項に関する用語はもちろん、すでに生徒さんが習った文法についても、文法用語をできるだけ減らしながら授業を進めてください。

例えば、「不定詞」や「動名詞」といった言葉は最低限使わないと、文法について正しい理解をすることが難しくなります。

　　　　
一方「主格」、「所有格」、「目的格」などは無理に用語を使わなくても、どの形（格）が入るかは身に着けることが可能です。

「主語ならI」、「『～の』という意味ならmy」などと説明するほうがわかりやすくなります。

特に、英語に対する苦手意識が強い生徒さんを指導する際には、文法用語を避ける意識が大切です。

文法用語自体にアレルギー反応を起こす生徒さんもいるくらいですので注意してください。
　　　
　　　
　　　
　　　　

２・教科書ベースの授業が大切

中学英語の内容は、学習指導要領の改定などによって変わります。

そのため、家庭教師自身の学習経験だけで指導すると生徒さんが混乱するリスクがあります。

そこで、中学英語の指導に当たっては他の学年、教科以上に教科書ベースの授業を意識しましょう。

それほど学力が高くない生徒さんを指導している場合は、他教科でも教科書ベースの指導をしているはずです。

しかし、ハイレベルな生徒さんを担当する場合は、教科書内容がスムーズに理解できているために他の参考書等をメインで使うケースが考えられます。

ハイレベルな生徒さんは、理解のペースが速いです。しかし、習っていないものを理解することはできません。

英語では教材の管理をしっかりしておかないと生徒さんが習っていない高校英語の知識が混ざってしまいます。

自己流の授業ではなく教科書ベースを心がけてください。

３・ローマ字読みからは早めの脱却が必要

中学英語を教える際には、レベルを上げすぎないことが大切だとわかりました。　　

しかし、レベルを下げすぎてはいけません。　　

絶対にすべきでないのは、ローマ字感覚で英単語を覚えさせることです。　　

ローマ字と英語には共通点こそあるものの発音が異なります。

そのため、ローマ字読みを意識しながら単語を覚えると発音がおろそかになってしまいます。　

正しい発音ができなければ発音問題はもちろん、リスニング問題を解くうえでも支障が出ます。　　

特に中学1年生はローマ字読みをしがちです。英語の発音に慣れるまではある程度の間違いは起こります。

しかし、家庭教師が必ずローマ字読みをしている間違いを指摘し修正させるようにしてください。
　
　　
　　　

まとめ

いかがでしたでしょうか。　英語の指導をする際の３つのポイントをお伝えしました。　　　

英語は一度つまずくと授業がドンドンわからなくなり、英語に対しての苦手意識が強くなっている生徒さんが多くいます。

そんな状態で不定詞、動名詞という言葉を使うと混乱し英語を受け付けない状態になるからです。

ですので、３つのポイントを意識して指導で実践してみてください。

今まで英語が一番苦手だったという生徒さんでも、英語の基礎からゆっくり丁寧に教えることで一番得意な科目になったということも多くあります。

苦手科目だからこそ、簡単なことが理解できたとしても生徒さんを認めて褒めていく。　

　この積み重ねで生徒さんの自信が育まれ、苦手を克服する力になります。

ぜひ、苦手が克服できるよう一緒に頑張ってください。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございます。
　　
　　　
　　　
　　　　　
　　
家庭教師のぽぷらは、兵庫や大阪、京都、岡山エリアで家庭教師アルバイトをご紹介しています。　あなたにピッタリ合った家庭教師アルバイト先をご紹介します。
ぜひ、家庭教師アルバイト登録をしてください。　登録はこちら＞＞