何度も説明してもわかってくれない生徒にどうすればいいの?!
家庭教師アルバイトで指導していると、何度も同じ内容を説明しているのに、生徒さんの理解が進まないというケースがあります。 そんな時、何度も説明しているのに、どうして理解してくれないの?! 自分の説明や教え方が悪いのかな?!と、 生徒さんが理解しないことに感情的になったり、自信をなくすことがあります。
そこで、今回は、何度も説明しても理解が進まない生徒さんへの対処法をお伝えします。
既習の内容でつまずいているケースが多い
生徒さんがわからないことを何度も説明しているのに、生徒さんの理解が進まないことがあります。生徒さんも真面目に話を聞いているのに理解できない。。。
こんな時は、前の学年で習った内容で、つまずいている可能性が高いです。 現在学習している範囲についていくら説明しても、説明すべき対象が適切ではないため結局理解できません。
なかなか生徒さんが理解してくれないな、と感じたら、関連する単元の復習の基礎に戻ってみましょう。 基礎に戻り理解を確実にしたうえで、今学んでいる範囲の指導を進めてください。
まずは生徒さんがどこまで理解できているかを把握
過去の学習内容を生徒さんが理解できていない場合、直前の単元に戻るだけでは不十分な場合があります。 その際には、1つ前の学年ではなく、さらに前の段階でつまずいているケースもあるからです。 そこで、最初に生徒さんがどこまで理解できているのかを把握しましょう。
理解度の把握に当たっては、簡単な問題を解いてもらう方法がわかりやすいです。 生徒さんが問題を正しい方法ですばやく解けていれば、理解できていることがわかります。
前の学年の教科書などを使って学習することに抵抗感のある生徒さんもいるでしょう。 教材探しに時間がかかれば、大切な指導時間も減ってしまいます。
そのため、理解度チェックに使う問題は、その場で手早く家庭教師が作ってあげると良いです。 生徒さんのモチベーションを維持しつつ、指導時間を有効に使うことができるでしょう。
また、生徒さんが過去に受けたテストなどがある場合は、答案用紙を見ることでも理解度がわかる場合があります。指導開始からそれほど期間が経っていない生徒さんの理解度を知りたいときは、定期テストの答案用紙などがないか、生徒さんに尋ねてみてください。答案用紙を見るのがベストですが、なければ成績表を参考にしても良いです。
説明スピードをゆっくりにするのも効果的
生徒さんが説明を理解できない理由としては、内容をきちんと把握できないまま説明が進んでいることも考えられます。そのため、家庭教師が説明を工夫してみることも大切です。
有効な方法の1つが、説明スピードをゆっくりにすることです。苦手な内容に関する説明を受けていると、生徒さんの脳が情報を処理するスピードが遅くなりがちです。
そのため、家庭教師の説明が速すぎると、生徒さんが授業についてこられなくなってしまいます。 家庭教師としては、一生懸命説明するあまり、生徒さんへの説明スピードが速くなりすぎていないかに注意してください。
話す速度をゆっくりにすることはもちろん、論理を前に進める際にも紙にポイントを書きながら説明するなどして、生徒さんが着実に理解を進めやすい指導を心がけてください。
短い説明ごとに問題演習を挟もう
生徒さんの中には、説明を聞いただけではイメージがつかめない子も少なくありません。 そのため、短い説明ごとに問題演習を挟むと良いです。苦手分野に関する問題演習を嫌がる子もいるかもしれませんが、短いサイクルであれば1回あたりに解くべき問題量が減り、生徒さんの抵抗感も和らぎます。
問題演習をすることで、説明だけでは曖昧だった理解がまとまるケースもあります。 実際にテストの点数を上げるためには、問題を解けるようになることが必要です。
そのため、問題演習を行う方法は、理解を進めるだけでなく成績アップにも直結しやすいと言えます。
また、家庭教師側にもメリットがあります。問題演習の頻度を高めることで、生徒さんの理解がきちんと進んでいるかどうかを確認しやすくなるのです。説明を何度も繰り返すくらいなら、説明をいくつかに分け、大問をさらに小問に分けて問題演習をこまめに挟む取り組みをしてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。 家庭教師のアルバイトをしていると、同じことを何度も説明しても生徒さんが理解してくれないということもあります。
その時に、あわててしまうと説明が早口になったり、論理的に説明するということができにくくなりがちです。 生徒さんもわからないことが、さらにわからずに混乱してしまう結果になります。 生徒さんの中には、泣き出してしまうケースもあります。
そんな時こそ、ゆっくり説明するように心がけること。説明がわかりにくければ、わかりやすく図を描いたり、例えを使って説明するなどすると良いでしょう。 そして生徒さんの立場に立ち、どこの部分が理解できていないのか。というのを生徒さんと同じ目線になり説明することが、とても重要になります。
生徒さんにとっては理解するまで時間がかかりますが、わからないことが解けた時には、達成感が味わえます。その達成感を味わえるように根気強く指導してみてください。
それでは、最後までお読みいただき感謝いたします。
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