生徒が宿題をやってくれない時の対処法 |家庭教師アルバイト指導法
家庭教師のアルバイトで生徒さんを指導する中で困ること。それは、生徒さんが宿題をやってくれない時、
宿題をやってくれると授業が進まないじゃないの!
どうすれば宿題をやってくれるだろう?
これじゃ成績が上がらないんじゃないの・・!?
宿題をやってくれないとどうしようもないな・・・
どのように対処すればいいの?
と困り悩むのではないでしょうか。
家庭教師のアルバイトでは、指導回数が週1回2回というケースが多いです。
そのため、家庭教師の指導日以外に生徒さんがいかに宿題をやってくれるかが、成績アップの鍵になります。
しかし、ほとんど生徒さんが勉強嫌いで苦手です。今まで家で勉強していないため自主学習の習慣が定着していないという状況ですが、そんなお子さんに自主学習の習慣を定着させ宿題を確実にやるようにするのが、家庭教師としての腕のみせどころです。
そこで、生徒さんが宿題を自主的にやってくれるようになるためのコツをお伝えします。
できていない場合は理由を一緒に考える
生徒さんが、前回の授業で出した宿題をやってくれないことがわかった時、あなたはどのように対処しますか?
①宿題をやると約束したので、どんな理由であろうが、厳しく叱る。
②やる気がなかったと捉え理由を聞かず一緒に宿題をやる。
③宿題をやれなかった理由をまずは聴く。
それぞれの対処の仕方がありますが、
③の「宿題をやれなかった理由をまずは聴く」ということをすることが大切です。
①の宿題の約束をしたのに、約束を破ったのだから厳しく叱ることも必要ではないのか?と思われる方もいますが、厳しく叱るというのは、時と場合によります。理由を聞かずに叱るというのは、頭ごなしに叱るということになります。生徒さんのモチベーションを下げることつながりますので気をつけたいところです。
②のやる気がなかったと捉え一緒に問題をするというのは、生徒さんも宿題をやらなかったことに対して悪いなと思っていますが、それに対して理由を聞かずにいると「この先生は宿題をやらなくても、何も言わないから宿題をやらなくても大丈夫だ」と思うようになり宿題を一切やらなくなります。
叱るにしても宿題を一緒にやるにしても、まずは宿題をやらなかった理由をしっかり聴くことです。
そして、宿題が出来るようになるためには、どのようにすればいいのかを一緒に考えることが大切です。
宿題ができていないのは、必ずしも生徒さんが努力を怠ったからとは限りません。ご家庭で急な用事が入ったり、体調を崩した期間が合ったりしたかもしれません。
宿題ができていない原因が、家庭教師が宿題を出しすぎたから、ということも考えられます。
ですので、宿題をするのは「生徒さんの努力+家庭教師の工夫」が必要だと理解しておくことが大切です。
負担感を減らしてあげると良い
まず、同じ量・質の宿題を出す場合でも、負担感を減らしてあげると生徒さんは宿題に取り組みやすくなります。
例えば、細かな問題がたくさんある場合は、「20問」ではなく「問題集2ページ」として宿題を出したほうが、「宿題が多い!」という負担感を軽減できます。
宿題を出すときには、ページ番号や問題番号などを指定するはずです。
範囲指定の際はできるだけ大きな数字を使わないようにしましょう。また、「問題集」などの表記も「○も」などと短くしてあげるとさらに負担感が減ります。
生徒さんの予定と合わせて宿題を記入すれば取り組みやすい生徒さんの中には、宿題に取り組む重要性はわかっていても、部活や他の習い事などが忙しくてこなしきれない子もいます。そこで、生徒さんのスケジュールに合わせて宿題を出してあげましょう。
宿題を出す前に、生徒さんのスケジュールを把握し、日別に書き出します。そして、1日1日の空き時間を考えながら、宿題を割り振っていくと良いです。こうすることで、生徒さんはどの日にどの宿題をやればよいのかが明確になります。
宿題の指示を与えるのは一週間の学習計画表を机に貼ってもいいですし、カレンダーに直接書き込んでもいいです。または宿題をする問題集に付箋を貼り付けてもいいです。
生徒さんが見やすくわかりやすいもので指示を与えるようにしましょう。
宿題をやってくれたことを認めること。
家庭教師が出して宿題を生徒さんがやってくれることは嬉しいことですが、
それに対して認めたり褒めたりするなどの反応が非常に大切です。
生徒さんからすれば、嫌いな勉強をなんとか頑張ったという気持ちがあります。
その頑張りを認めたり褒めたりしないと生徒さん自身、やりがいを感じなくなります。
そこで、生徒さんが宿題をやってくれた時には必ず褒めたり、認めたり、喜んだりして生徒さんの頑張りを評価するようにしてください。
例えば、「頑張って宿題やったんだね!時間がないなか頑張ったね!」 「宿題をやってくれて、先生もめちゃくちゃ嬉しいわ!」 「部活が忙しいのに、よくやったね!エライね!」など一言賞賛の言葉を伝えてあげることで生徒さん自身も、自分が頑張ったことが報われるため、次も宿題を頑張ろう!という気持ちになります。
必要に応じて保護者様にも協力してもらおう
宿題の消化率がなかなか上がらない場合は、保護者様に協力してもらえないか検討してみましょう。家庭教師が生徒さんと過ごす時間は限られています。
そのため、きちんと宿題をこなしているかどうかを毎日チェックすることはできません。保護者様であれば毎日生徒さん(お子さん)と接する機会があり、宿題の進み具合をチェックすることができます。
もちろん、保護者様に宿題をチェックされることをストレスに感じる生徒さんもいるでしょう。
そのため、保護者様と生徒さんにも相談しながら、宿題の消化率を上げられないか知恵を絞ってください。家庭教師と生徒さんだけでなく、保護者様の協力も得ることができれば、生徒さんのサポート体制がより充実できます。
まとめ
家庭教師アルバイトで指導するなかで必ずあるのが、生徒さんが宿題をやってくれない時です。
しかし、ほとんどの生徒さんが勉強の習慣が付いていません。
そんな生徒さんに勉強の習慣をつけさせることは根気がいることですし、すぐには習慣が定着できません。 宿題をやってくれるときもあれば、やってくれないときもあります。
どんな状況であろうと家庭教師で教える側が、生徒さんが宿題をやってくれるようになるために、あれこれと工夫することで生徒さんも宿題をやってくれるようになります。時間はかかるかもしれませんが、諦めずに教えることが何より大切になります。
でも、宿題をやるようになってくれた時には、特別な喜びを感じることが出来るのではないでしょうか。
ぜひ、諦めずに指導してください。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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