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2021.9.14 (Tue)対話スタイル

「子どもを褒めて伸ばす」は本当なのか?

「子どもを褒めて伸ばす」は本当なのか?

こんにちは、家庭教師ぽぷら

代表 小村康宣です。 

さて今回は

【「子どもを褒めて伸ばす」

 は本当なのか?】

というテーマでお伝えします。

子育てをする上で

「子どもを褒めて

伸ばすことが大切」

とよく言われます。

お子さんの

良いところをみつけ

褒めることにより

自信が持て

自己肯定感が高まります。

自己肯定感が

高まる何事においても

自信を持ってチャレンジし

積極的に行動するようになります。

 

また、困難なことや

問題に遭遇した場合でも

前向きに捉えることができ

困難や問題をも

乗り越えることが

出来るようになります。

 

 

全国学力テストのアンケート結果では、

「自己肯定感が高い子」は

成績も良いという

調査結果が出ていますので、

自己肯定感が持てることにより

精神面と学習面において

良い影響を及ぼすことなります。

 

 

それだけ、

お子さんの良いところを

みつけて褒めるということは、

子育てにおいてとても重要なことです。

 

しかし

褒め方によっては、

自分から行動しなくなり

指示待ち族になる

お子さんもいるのはご存知ですか!?

 

 

せっかく、

お子さんを褒めているのに、

それが悪影響になると非常に残念ですよね。

 

 

では、

どうして褒めているのにかかわらず、

自分から行動できない指示待ち族に

なってしまうのでしょうか。

 

 

伸びる褒め方、伸びない褒め方とは?

日頃から

ダメ出しばかりされて育った

お子さんは自信が持てず、

何事においても

積極的に行動することが出来ません。

一方、お子さんの良いことを

見つけ褒めることにより

自己肯定感が

高くなりますので

褒めることは非常に重要なことです。

 

 

しかし

褒め方によっては、

「お子さん自ら考え行動せず、

親の指示したことしかやらない」

ことにもつながります。

 

では、どうして

そのようなことになるのでしょうか。

 

 

それは、

お子さんに< strong>「伸びる褒め方」

をしているか、

「伸びない褒め方」

をしているかの違いになります。

 

「伸びる褒め方」と「伸びない褒め方」は

どのように違うのでしょうか??

 

 

まず、

「伸びない褒め方」というのは、

「youメッセージで褒める」ということです。

 

youメッセージとは、

英語で you = あなたになります。

 主語があなたになり、

お子さんを見て

評価し褒めるということです。

 

たとえば、

「すごいね」「偉いね」「いい子だね」

「あなたはよく頑張ったね」と

褒めることになります。

 

普段から

この褒め方をしていることは

多いのではないでしょうか。

 

 

この

「youメッセージ」で

褒めるというのは、

相手を評価し褒めることです。

相手を評価するというのは、

褒める方が

上から目線で見て褒める

ことになりますので、

褒める方の立場が上で、

お子さんの立場が下

ということになり

上下関係を作ることになります。

 

 

「youメッセージ」で褒め続けると、

お子さんは

親や周りの人の評価が

「過剰に気」になり

評価する人がいれば行動するが

評価する人がいなければ

行動しなくなります。

 

 

そして、

周りの評価を気にするあまり

「褒められる自分はOK」

「褒められない自分はダメ」

と自分自身で

ジャッジするようになります。

 

 

しかし、

人は誰もが

いつも良い結果を出すとはかぎりませんし、

パーフェクトに出来る方が少ないと思います。

 

すると、

「出来ない」=「褒められない」と

考えるようにもなり

「「褒められないことはダメ」「失敗はダメ」

と捉え、

今まで経験がないことや

少しでも出来なさそうなことは

スグに諦め自分から行動しなくなります。

 

 

これが続くと

失敗することを過剰に恐れ、

お子さん自ら行動しなくなり

親が指示されたことしか

出来なくなります。

 

 

この習慣が身につくと

お子さんが社会に出た時、

無意識に行動し

上司から指示されたことしか

出来ない「指示待ち族」

になるのです。

 

つまり、伸びない褒め方は

お子さんにとって逆効果なのです。

 

 

一方、お子さんが

「伸びる褒め方」というのは、

どのような褒め方になるのでしょうか。

 

それは、

「iメッッセージで褒める」ということです。

 

iメッセージとは、

英語で i = 私になります。

主語が私になり、

お母さんお父さんが感じたことを

お子さんに

そのまま伝えるということになります。

 

「嬉しいわ」「ありがとう」「助かるわ」

 という感情です。

 

 

iメッセージで

褒めるというのは、

相手を評価するのではなく

褒める方(お母さんお父さん)の感情を

伝えることになります。

ここでは褒める方と褒められる方では、

上下関係はなく

あくまでも対等な立場ということです。

 

つまり、お子さんと

同じ目線に立ち共感することです。

 

 

たとえば、

お子さんがテスト前に頑張って

勉強しているようであれば、

「あなたが、頑張って

勉強している姿を見ていると、

お母さんも嬉しいわ〜」 

 家の家事を手伝ってくれたなら、

「家事を手伝ってくれて

本当に助かったわ、ありがとう」

 

 

このように、

お父さんお母さんの

喜び、嬉しい、感謝の感情を

そのまま伝えることにより、

お子さんは

自分がした行動が人の役に立ち、

それが喜ばれるということを

受け取り理解すると、

お子さん自ら

人に喜ばれることをしたいと

自ら考え行動出来るようになります。

 

 

なぜなら、

人は自分がした行動が

相手の役に立ち喜ばれた

ということを理解すると、

もっと相手に喜ばれたい

役に立ちたいという気持ちになり、

さらに人が喜ぶための行動を

自ら率先してするようになります。

 

 

お子さんが、

勉強している姿をみて

「iメッセージで褒める」ことにより、

お子さんは

勉強することで

お母さんお父さんが

喜ぶならもっと勉強しよう

と思うようになり

自ら進んで机に向かうようになります。

 

お手伝いにしても、

同じように自分がした行動が

相手の喜びや役立つことにつながる

と実感できれば、

もっと役立つ行動を

しようと率先するようになります。

 

つまり、「伸びる褒め方」をすると

お子さんは

自主的に行動するようになるのです。

 

まとめ

お子さんにとって

「伸びる褒め方」と

「伸びない褒め方」が

あるというのは、

わかっていただけましたでしょうか。

 

褒めるというと、

ほとんどの方が結果だけを見て

「youメッセージ」

で褒めていることが多いと思います。

 

しかし

「うちの子、褒めることがないんです!」

と言われる方もいらっしゃいます。

そんな方は、

結果だけを見て

評価し褒めようとしています。 

良い結果なら褒めることが

出来ますが、

悪い結果なら褒めることが出来ません。

 

 

いつも良い結果を

出すかというとそうではありませんよね。

悪い結果になることも多いはず。

すると、

褒めることが

どんどんなくなり褒めることすら

出来なくなります。

 

そんな時は、

結果だけを見るのではなく

「途中経過に注目」し

褒めるようにしてください。

 

たとえば、

少しでも机に向かって

勉強しているようであれば、

机に向かって

勉強していること自体を褒める。そ

れが短い時間の5分であっても、

机に向かったことを認めて褒める。

 

「机に向かって

勉強している姿を見ると、

お母さん嬉しいわー」と

「iメッセージ」で褒めるようして下さい。

 

 

そうすることで、

お子さんは

自らのちょっとした行動が

誰かに喜ばれえると思えると、

もっと役立ちたいという

気持ちになり

自ら行動するきっかになります。

 

普段からの

褒め方を少し意識することにより

お子さんが

さらにやる気を持ち

自らの行動へとつながるのです。

 

お子さんの良いことを見て

純粋に褒めたとしても、

それが「youメッセージ」で

褒め続けていれば

逆効果になりますので

少し褒め方を

意識してみてはいかがでしょうか。

 

 

ぜひ、ご家庭でも実践してみて下さい。  

それでは、最後までお読み頂き心より感謝いたします。

 

 

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