2021.8.10 (Tue)対話スタイル
子どもが「勉強したくない!」と言ってきた時の対処法
子どもが「勉強したくない!」と言ってきた時の対処法
こんにちは
家庭教師 ぽぷら
代表小村康宣です^^
さて今回は
子どもが「勉強したくない!」
と言ってきた時の対処法
というテーマでお伝えします。
「もう勉強するの嫌!!」
「もう勉強したくない!!」
お子さんが
このように言ってきたとき
どのような言葉をかけますか??
「ダメでしょう!
そんなこと言っていたら
高校に行けないよ!」
「そんなこと言っていると
将来、ちゃんとした
仕事につけないわよ!」
「なんでそんなこと言うの!
あなただけ
高校行けなくなったらどうするの!!」
このように
お子さんを説教していませんか?
正直、お子さんを説教しても
お子さんはやる気にはなりません。。。
なぜなら
「高校行けないわよ!」
「将来、大変になるよ!」
「あなただけ、そうなるよ!」
というのは
恐怖で人を動かし
コントロールしようする
意図があるからです。
人は恐怖で
コントロールされても
本当の意味で
やる気にはなれません。
さらに
お子さんは
自分の気持ちを
受け入れてもらえず
「否定された」
と感じ悪循環に
陥るのようになるのです。
お子さんのメッセージを受けとめる!
それでは
お子さんは、どうして親に
「もう勉強するの嫌!!」
「もう勉強したくない!!」
という言葉を
言うのでしょうか。
もし
お子さんが
無気力な状態なら
わざわざ親には
言わないです。
これは
『自分の気持ちを
わかってほしい』
『なんとかしてほしい』
という
お子さんの
想いの表れになります。
つまり
親に助けてほしい
というメッセージなのです!!
そんなときに
「なに言っているの!」
「そんなことを言ったらダメ!!」
と正論や恐怖で
お子さんを
動かそうとしても
逆効果になり
やる気にはなりません。。。
お子さんからすれば
自分の気持ちを
わかって欲しいと
思っているのに
それを
受け止めてもらえず
否定されている
という気持ちになります。
そうすると
お子さんは
【自分が今感じていることは
『感じていけない』】
と自分の感情を
遮断するようになります。
【もう勉強するの嫌という気持ち】
【そう感じてはいけない気持ち】
この二つを
否定されることで
自分のことを
わかってもらえない!!
と気持ちが
大きく膨れあがります。
これが積み重なると
お子さんは
自分の気持ちを
『わかろうとしない親』
として思うようになります。
すると
お子さんは
親を攻めるようになったり
親の注目を
向けさせるようとして
様々な問題を
引き起こすようになるのです。
ですので
お子さんの
わかってほしい
という気持ち感情を
しっかり受けとめる
ようにして下さい。
それが
お子さんの感情に
大きな影響を
与えることになります。
子供の気持ちの受けとめ方
それでは
お子さんの気持ちや
感情を
受けとめるために
具体的に
どのようにすればいいのか。
先ほどの
「もう勉強するの嫌!!」
という例でお伝えしますと。
子) 「もう勉強するの嫌!」
親) 「えっ、勉強するの嫌になったの!?」
子) 「うん! もう嫌!!」
親) 「そっか〜
勉強するの嫌になったんだね〜
いったい、どうして
勉強するのが嫌になったの?」
子) 「だって、テスト前に勉強しても
いつも点数取れないし、、、
わからないし、、、」
親) 「そっか〜
テスト前に頑張って
勉強してたもんね。
せっかく頑張ったのに
点数が取れないと
やる気をなくすよね〜」
子) 「うん!」
親) 「特にどの科目の
何がわからないの?? 」
子) 「数学の図形問題が
全然わからない・・・」
親) 「あ〜数学の図形の問題ね〜
そこの分野は難しくなるよね〜
お母さんも
数学の図形は苦手だったわ。」
子) 「うん、だからやらなくていいでしょう!」
*ここで
「そんなこと言ったらダメでしょう!!」
「勉強しないとダメよ!!」
と正論や説教を
したくなるところですが
グッとこらえることです。
ここで正論や説教をすると
逆効果になります。
親) 「そうだね〜
その気持ちよーくわかるよ〜。
ただね、
わからないから辞めるのと
わかって出来るようになるのでは
どっちがいいと思う??」
子) 「そりゃ〜
わかるようになった方がいいけど、、、
でも、わからないし。。。 」
親) 「そうだよね。
わかるようになった方がいいよね。
じゃあ、どうやったら
出来るようになるかを
一緒に考えてみようか!」
このように
お子さんの否定的な気持ちを
しっかりと受けとめながら
肯定的な気持ちに
導いていければベストです。
「でも、こんな簡単なことで
子供は言うことを
聞くようになるのかしら??」
と思われる方もいらっしゃいますが
実は、お子さんの気持ちを
受けとめるということが出来ず
つい叱ったり説教していると、、
お子さんとの
関係性が悪いくなる
ケース多いです。
お子さんが
「勉強したくない」
というのは
親へのメッセージなのです。
そのメッセージを
頭から否定するのではなく
全てを受けとめることが大切です。
もちろん
「勉強したくない」
ということを認めて
勉強を放棄させるのではなく
「勉強したくない」の気持ちを
受けとめるということです。
この自分の気持ち(感情)を
受けとめてくれる存在がいると
お子さんは安心できます。
そして
人は自分で物事を
選択して決めたい生き物です。
相手から
無理矢理やらされても
やる気になりません。
しかし
自分が選択し決めたことは
自ら行動するようになります。
もちろん
このように伝えても
出来ないことや
投げ出すこともあるかと思いますが
根気強く辛抱強く
対話を重ねることで
お子さんの行動が
変わっていくのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
お子さんが
何か感情的に
言ってくるときは
表面的に
言っていることではなく
その原因となる
想いが必ずあります。
その想いを
理解し把握するように
対話していくと
原因が掴めるようになり
解決する方向へと
導いていけます。
ですので まずは
お子さんの感情を受けとめること。
良い悪いは別として
感情を受けとめ
感情に寄り添うことにより
お子さんは
感情を受けとめてくれる存在が
いることで安心出来ます!
それが
お子さんらしく
伸び伸びと成長できることに
つながるのではないでしょうか。
ぜひ、ご家庭で実践してみてください。
それでは最後まで
お読みいただきありがとうございました。
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家庭教師 ぽぷら 代表|子供たち一人ひとりの未来に本気で向き合う家庭教師会社を運営。お子さんの将来に大切な3つ成長力、やる気力や理解力、習慣力を身につけ成長をサポート。20年以上に渡り家庭教師業界に携わる。10000以上の家庭と接してきて成績が良い子と悪い子の違いは家庭教育にあると実感。教育心理学、コーチングを勉強し、親御さんに役立つ家庭教育情報を発信。趣味はマラソン、過去4回(神戸、大阪、京都)フルマラソンを完走。