2021.9.21 (Tue)対話スタイル
子どもを叱る時に気をつけたい3ポイント
子どもを叱る時に気をつけたい3ポイント
こんにちは、家庭教師ぽぷら
代表 小村康宣です。
さて今回は
「子どもを叱る時に気をつけたい
3つのポイント」
というテーマでお伝えします。
子育てにおいても
人を育てるにおいても
「褒める」と「叱る」
の両方のバランスが大切になります。
昔から
「7割褒めて」
「3割叱る」
のバランスが大切だと
聞いたことも多いのではないでしょうか。
しかし
「褒める」ことは出来るけど、
いざ叱るとなると
「どのように叱ればいいのか、わからない」
とお悩みの方は少なくありません。
そこで、今回は子供を叱る時に
気をつけたい3つのポイントをご紹介します。
叱ると怒るの違い
それでは
「叱る」と「怒る」の違いについて
簡単に説明したいと思います。
以前も記事でも
「子供を叱るときコツ」をご紹介しましたが、
「叱る」と「怒る」の違いとは、
まず「怒る」というのはどういうことか、
怒るというのは感情をぶつけることです。
たとえば、
お子さんが思うように言うことを聞かない。
そう言うときに、
お子さんに
親のイライラの感情を
ぶつけるということです。
お子さんも
親に怒られるため、
その時は親の言うことを
聞くようになります。
しかし
この「怒る」ということは、
その場では効果があるように見えても
長い目でみた時にはマイナス面が多くなります。
親に怒られることが多くなると、
親の顔色ばかりを見て
何事も判断するようになります。
そして
誰かを言うことをきかせるためは、
怒って相手を従わせればいい
と思うようになり
相手をコントロールするために
怒るすようになるのです。
一方、
「叱る」ということは、
子供が良いこと悪いことの
判断ができるように教え諭すことです。
もちろんお子さんは、
社会的なルール、マナーなどが
わからない場合があります。
そして自分の欲望を
コントロールできない時もあります。
そんな時に教えて諭すということです。
ここで感情的に
怒ることが多くなると、
お子さんの心に傷が残り
トラウマになることもあるため
気をつけることが大切です。
このように
怒ると叱るは大きく違うため、
子供のためにと思っていても
親が感情に翻弄され叱るから
怒るに変わっていることがあります。
くれぐれも叱るから怒るに
変化しないように気をつけましょう。
叱る時に大切な3つのこと。
それでは
叱るから怒るに変化しないように
お子さんを叱る時に
大切な3つのことをお伝えします。
まず、叱る時には根底に
お子さんへの愛情を忘れないことです。
くれぐれも感情に
翻弄され怒らないようにすること。
そしてお子さんの自己評価が
低くならないように叱ることです。
叱る時に大切な3のこと。
それは、
『その場で短く、さっと引く』です。
1・『その場』
何か悪いことをした時に、
時間が経過しずぎると
お子さんも何に叱られているのか
理解できなくなります。
そのため叱っても効果がなくなります。
ですので、
出来るだけ「その場」で叱ること。
ただし、人前では叱らないことです。
叱る時には人前ではなく、
人がいないところで叱るようにする。
お子さんも自尊心があるため
人前だと恥をかき
逆効果になりますので注意しましょう。
2・『短く』
叱っていると
感情的になりがちです。
そうすると長くなり
怒ることに変化し
クドクド長くなりがちです。
また、以前のことを
持ち出して叱らないこと。
人は誰もがそうだと思いますが、
過去に過ぎ去った時を
引き出されると嫌になります。
そのため叱る時には、
今に限定し短く要約して叱ること。
「言い足らないな」
ということくらいが丁度いいのです。
3・『さっと引く」
叱ることも
長くなると怒りに変わり
長くなればなるほど嫌になり効果がありません。
そのため
「短く叱り」「さっと引く」ことです。
そして、
あとは気持ちを切り替え
お子さんに接することです。
くれぐれも、
怖い顔でくどくどと
同じことを言わないことが
とても大事になります。
叱る時には
『その場で短く、さっと引く』
この3つのことを意識してください。
そして
「叱っているのは、
あなた自身を否定しているのではなく、
あなたの言動に対して叱っている」
ということを、
お子さんに言い聞かせながら
伝えることが最も大切です。
そうすることで、
お子さんの自己評価が下がず、
自分の言動にまずい部分があったと
素直に反省することができるからです。
まとめ
褒めること叱ることの
バランスが大切ですが、
親は子供に
よくなってほしいとかより
良い人生を過ごしてほしいという思いがあるため、
お子さんの出来ないことに注目し
「叱る」ことが多くなるのではないでしょうか。
しかし
「褒める」ことを意識しないと
親も子もストレスを感じるようになります。
やはり普段から
愛情いっぱいたくさん褒めて、
必要な時だけ「叱る」ことで
バランスが取れるのではないでしょうか。
そして「叱る」にしても
「なぜ、叱ったのか?」ということが、
お子さん自ら理解できるようになれば、
お子さん
自らの行動に責任を持ち
自主的になるのではないでしょうか。
それでは、最後までお読みいただき心より感謝致します。
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家庭教師 ぽぷら 代表|子供たち一人ひとりの未来に本気で向き合う家庭教師会社を運営。お子さんの将来に大切な3つ成長力、やる気力や理解力、習慣力を身につけ成長をサポート。20年以上に渡り家庭教師業界に携わる。10000以上の家庭と接してきて成績が良い子と悪い子の違いは家庭教育にあると実感。教育心理学、コーチングを勉強し、親御さんに役立つ家庭教育情報を発信。趣味はマラソン、過去4回(神戸、大阪、京都)フルマラソンを完走。